店頭でジャンク扱いで売られていたノートパソコンを購入しました。
ジャンク(junk)とはガラクタとか屑という意味で、ジャンク品として販売されているパソコンやパーツ類はそのまま使える見込みのないガラクタとして扱われています。
ジャンクノートは秋葉原や日本橋などの電気街では大量に見かけますし、パソコンショップやリサイクルショップの店頭で見かける場合もあります。

ジャンクノート
購入したジャンクノート

ある製品がジャンク扱いになる理由は様々考えられます。

・画面が割れているなど明らかに故障している
・動作確認をしたが動作しない
・手間がかかるので動作確認をしていない
・付属品の欠品など通常の中古品扱いで販売できない
・メーカーが消滅・倒産などでサポート打ち切り
・ある特定のサービス専用に販売されたがサポート終了で使い道消滅
・その他様々な事情

どんな理由であってもジャンク品は正常に販売できない商品であるため、正常に使用できる確率は低いと考えるべきであり、動作保障や返品・交換といった対応も期待できません。

今回購入したノートパソコンは付属品がACアダプタのみで、本来内蔵されていたHDDが抜き取られていました。正規のACアダプタがついてくるだけでもジャンクノートとしては上等な部類で、汚れや割れなど外観で分かるような深刻な不具合も無い綺麗な見た目であったため、当たりの可能性はかなり高かったように思います。

試しに電源を入れてみたところ、メーカーロゴの入った起動画面が表示されて、起動直後のBIOSの設定画面も普通に操作することが出来ました。
2.5インチのSSDを装着してみたところ、しっかりBIOSで認識されました。恐らく使えそうです。

このパソコンの販売当時はWindows Vistaが入っていた筈です。何らかの理由でWindowsを再セットアップしたい場合には、HDDに収められていたリカバリー用のデータを使う手順となっていました。しかし、その肝心要のHDDは抜き取られていてWindows Vistaの再セットアップは出来ません。何か別のやり方を考えなくてはいけないようです。

2016年5月の時点で、日本で最も多く使用されているパソコン用のOSはWindowsであり、最も新しいWindowsのバージョンはWindows 10です。
旧製品で現在も多く利用されているWindows 7やWindows 8.1からのWindows 10への切り替えを推し進めるために、Microsoftでは期間限定の無償アップグレードキャンペーンを実施しています。
その一方で、Windows 10が動作しない古い性能のパソコンは、機械としては壊れていなくてもMicrosoftからのサポートを打ち切られます。残念ながらWindows VistaはWindows 10への無償アップグレードの対象外であり、過去の遺物扱いなのは否めません。

How to Upgrade to Windows 10 - Microsoft
https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-10-upgrade

現状でドラゴンクエストXをWindows 7やWindows 8.1のパソコンで遊んでいる人の場合、DQXが対応しているOSはWindowsのみであるため、そのままDQXを遊び続けたい場合はいずれ新しいWindows環境への移行を考えないといけません。

Windows デスクトップ製品のライフサイクル
https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/lifecycle/
Windowsでプレイするには? - ドラゴンクエストX 公式プロモーションサイト
http://www.dqx.jp/windows/

DQXの様にどうしてもWindowsじゃなければいけない場合を除けば、現在使っているパソコンにインストールできる別のOSへ乗り換えるという選択肢があります。乗り換え先として日本語による情報が多いLinuxは好まれる傾向にある気がします。

Linux.com | 日本のリナックス/OSS情報ポータル
https://jp.linux.com/

今回は更なる動作確認も兼ねて、無料でダウンロードして手軽に利用できる「Android-x86」を試してみることにしました。
Android-x86はスマートフォンやタブレット等で使われているAndroid OSを普通のパソコンでも使えるように手を加えたOSです。

Android-x86 - Porting Android to x86
http://www.android-x86.org/

様々なバージョンのファイルが公開されている中でも、今回利用したのはandroid-x86-4.4-r5.isoです。Android 4.4(KitKat)の環境をパソコンで構築することができます。

Download - Android-x86 - Porting Android to x86
http://www.android-x86.org/download
Android 4.4 KitKat
https://www.android.com/intl/ja_jp/versions/kit-kat-4-4/

ダウンロードしたISOファイルからAndroid-x86のDVDを作成します。

ISO ファイルから CD または DVD を書き込む
http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows7/burn-a-cd-or-dvd-from-an-iso-file
Tech TIPS:Windows 7/8.1/10でISO/IMGファイルをCD/DVD-Rに書き込む - @IT
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1305/13/news070.html

作成したAndroid-x86のDVDをパソコンのDVDドライブに挿入して起動します。

Android-x86の起動オプション画面
Android-x86の起動条件の選択画面

今回はインストールせずに動作を試すだけなので「Live CD - Run Android-x86 without installation」を選択して先へ進みます。

Android初期設定
Androidの初期設定画面
最初は英語表示ですが日本語を選択することも出来ます。

Android初期設定完了
初期設定完了

Google Play
Google Play
Google Playからアプリをダウンロードして動かすことが出来ます。

アプリを動かしてみる
アプリを動かしてみる

このパソコンの画面はタッチパネルではないので、いわゆるマウスの操作では操作感が異なるため若干使いにくいアプリもあります。また、縦画面専用のアプリでは画面が横に寝る形となるので、若干どころではなく使いにくい場合もあります。

全てのアプリが動作するわけではなく、特に最近のゲームアプリでは動作しないものが多そうですが、元々のWindows Vistaで使われていた状態ではDQXの動作条件を満たせない程の古い性能ながらも、動作可能なアプリの操作感は非常に軽快です。
(星のドラゴンクエストやドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト、ドラゴンクエストX 冒険者のおでかけ超便利ツールは起動すらしませんでした。)

パソコンの性能によっては手持ちのスマートフォンやタブレットよりも快適に動作する可能性もあるAndroid-x86は、古くなったパソコンの新しい使い道として一つの選択肢になると思いました。
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