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スマートフォンやパソコンの買取・販売を手掛けるイオシスの店頭にて税込9980円の値札をつけて販売されている中古のWindows搭載のタブレットPC「富士通 ARROWS Tab Q506/ME」が話題になっています。
防水防塵仕様でWindows 10のタブレットPCが中古とは言え1万円で買えるとあって、ゴールデンウィークの連休中だけで1200台以上売れたという人気商品です。

税込9,980円のWindowsタブレット「ARROWS Tab Q506/ME」が大量入荷、Bランク品
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/wakiba/find/1182720.html
連休中に1,200台売れたWindowsタブレット「ARROWS Tab Q506/ME」が再入荷、実売9,980円
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/wakiba/find/1183461.html

富士通 ARROWS Tab Q506/ME
OS:Windows 10 Pro(64bit)
CPU:Intel Atom x5-Z8500(1.44GHz)
GPU:Intel HD Graphics(CPU内蔵)
メモリ:4GB LPDDR3-1600(交換不可)
ストレージ:64GB eMMC(交換不可)
液晶画面:10.1型WUXGA(1920×1200)
Wi-Fi:IEEE 802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth:V4.0準拠
USB:USB3.0×1、USB2.0×1
外形寸法:264×170.7×11.8mm
質量:約685g(通常モデル)

ARROWS Tab Q506/ME(メーカーサイト)
https://www.fmworld.net/biz/tablet/q506me/

Intel Atomを搭載したWindowsタブレットといえば、Flashを使用しているブラウザゲームを遊べたことからかつて日本市場ではヒット商品となり、DQXが動作可能な性能の機種も増えてくるとDQXプレイヤーにも注目された時期がありました。

「艦これ」が火付け役!タブレット市場に異変
世界シェア2%のウィンドウズタブが日本で台頭
https://toyokeizai.net/articles/-/32391

2015年発売のARROWS Tab Q506/MEの性能は最近のPCと比較すれば古さが否めませんが、希望小売価格が税抜85,300円(標準モデル)という当時のタブレットPCとしては高めの価格設定だけあって教育現場向けの文教モデルらしい堅牢な作りなのと、スペックを見るだけでもDQXが動作するのは間違いなさそうに見えます。

「Windows 10」を搭載した法人向けタブレット・PC・ワークステーションなど12機種を新発売
導入経験を反映した当社初の文教専用タブレットなどラインナップを強化
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2015/10/6.html
富士通、Windows 10搭載法人向けPCを発表 “学校専用”タブレットも投入
https://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1510/06/news097.html
「学校が欲しいタブレット」を形にした“スクールタブレット”の魅力とは?
https://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/1602/29/news03.html


Q506_ME_本体

本体


Q506_ME_カバー装着

スタンドとしても使えるカバーを装着

本体以外の付属品は専用カバーとACアダプタでした。カバーをつけておよそ700g台ということでJoy-Con装着時のNintendo Switch(約398g)と比べるとずっしりとした重みが感じられます。

DQXを遊ぶためには、まずDQXをインストールしなければなりません。タブレットPCということでDVDディスクのドライブは搭載されていないので、パッケージ版のDQXの場合は他のPCでディスクの中身をUSBメモリなどにコピーするなど準備が必要です。

本体の64GBのストレージはWindows 10だけで手いっぱいなので、SDカードにVHDファイルを作るというタブレットPCでの常套手段を用います。今回は128GBのmicroSDXCカードを使いました。

Windows 10 タブレットのストレージ容量が少なくてアプリがインストールできない!SDカード × VHDで解決!
http://pcfan.121ware.com/notice/3089/
http://pcfan.121ware.com/notice/3092/

本体のeMMCとmicroSDXCカード上のVHDの速度を測定してみましたが、SDカードスロットの性能が元々高くないためかVHDは読み書きともにeMMCよりもかなり遅いです。

cdm_eMMC

eMMC

cdm_sdxc

microSDXCカード上のVHD

とりあえず、マウントしたVHDにDQXを無事インストールすることが出来ました。


DQXベンチマークソフトのスコアも見てみました。


1920_1080_2

評価:重い、スコア:1290(標準品質、1920×1080。ウィンドウ)

1280_720_1

評価:やや重い、スコア:2689(低品質、1280×720。ウィンドウ)

640_480_1_full

評価:普通、スコア:3872(低品質。640×480、フルスクリーン)

640_480_1_window

評価:普通、スコア:4227(低品質。640×480、ウィンドウ)

1_vfull

評価:重い、スコア:1606(低品質、仮想フルスクリーン)

スペックからの想像通りの範囲のスコアが出ました。評価の普通未満になった設定では明らかに動きがカクカクしていたので文字通り重いですが、グラフィックを最低まで落とせばどうにかプレイは可能なようです。

画面解像度を下げた方がDQXの動作は軽くなるものの、解像度が640×480(4:3)では左右が狭いのでどうにかワイド(16:9)の比率で遊べるように知恵を絞りました。
1920×1200で動作しているWindowsの画面解像度の方を960×600まで下げて、さらにDQXの画面を仮想フルスクリーンにすることで、普通評価をキープしつつワイド(960×540相当)で遊べる環境となりました。
(Windowsの画面解像度を下げることでWindowsや他のソフトの画面表示では文字や画像がボケてしまうので、DQXプレイ時だけ下げて使うのもアリでしょう。)

カスタム解像度
ディスプレイ設定

標準では960×600という解像度の設定は無いので、カスタム解像度を追加。

1_vfull(960_600)

評価;普通、スコア:3453(低品質、仮想フルスクリーン)

USBハブ使用

ゲーム画面の操作にはUSB接続のゲームパッドとキーボードを追加しました。USB端子があるのでWindows対応の機器を接続するだけです。USBハブも当然使えます。
Bluetoothにも対応しているので無線タイプのゲームパッドやキーボードでも良さそうです。


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DQXプレイ画面001
ログイン直後

実際にプレイしてみると、Wi-Fi環境がしっかりしていればとりあえずは遊べるという印象でした。VHDの速度が遅いせいかDQXの起動時やエリア移動にもたつきを感じるものの、Wii U版より若干良い動作感な気もします。

DQXプレイ画面002
ムービー

中古ということで使用感はあるものの大きな傷などはなく、文教モデルらしく堅牢なタブレットです。
飛ぶように売れるのも納得の品でした。
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